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ひまわり開花まで後少し。新第63期修習生です。
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おはようございます。

昨日に引き続き、裁判員裁判の話です。

昨日は、裁判員全員が被告人に質問をしたそうですね。
ほっとするとともに、うれしいです。
見事に市民参加型の裁判が幕を開けたという印象。

初の裁判員裁判で、マスコミも注目する中、
裁判員の方々はものすごく精神的負担が大きいと思います。
本当にお疲れ様です。
後は判決を出すのみ、ですね。

今回の裁判の最大の争点は、殺意の程度。
私は、裁判員の方々は、検察官が主張するほど、
「確定的な殺意」があったという心証は持っていないと思うな。
だけど、被告人のこれまでの経歴や、
いい加減そうな性格、
反省の気持ちがいまいち汲み取れない態度から、
それほど刑を軽くはできない。
そんなところではないでしょうか。
想像ですけど。

昨日、テレビで、
法廷に入る裁判員の後姿(下半身のみ)をさりげなく写していたけれど、
3、40代という感じの女性が二人ぐらいいるような気がしました。
かばんの持ち方や歩き方から、多分、仕事をしている人。
裁判員という仕事も、しっかり責任感を持ってこなしてくれそうな、
そんな印象を受けました。

補充裁判員の人も含めて裁判員全員が要領よく質問をされたことから、
もしかすると、裁判員同士で、
質問の内容や、質問をする順番を決めていたのではないかという印象。
一人欠席された人は、その打ち合わせの時点で、
「私には無理」と判断をされたのかもしれませんね。
あくまで憶測ですが。。。

それにしても、裁判員の精神的ストレスは多大なものと思います。
審理の内容は全身全霊で集中して聞いていないといけないし、
普通の生活をしていれば目にすることのない、
ショッキングな証拠の数々を見たりと、大変ですよね。

私が住むところでももうすぐ裁判員裁判があるのですけど、
これが結構ニュースにもなっていた事件。
あの事件の裁判員をする人は本当に大変。
というか、私ならやりたくないです。
あまりにも悲惨すぎて。。。
証拠の数々を直視できる自信がない。。。
法曹めざしている人間がこんなこと言ってちゃだめですね。
でも、傍聴には行きたいと思います。
中に入れる確率はめちゃ低そうだけど。

それにしても、初めての裁判員裁判。
ネットやテレビ等でウォッチした限りでの感想ですが、
刑事裁判というものがものすごく生き生きしはじめた印象です。
これまでは、裁判官と検察官のあ・うんの呼吸で
馴れ合い訴訟と化していたんじゃないか(ごめんなさーい!)
という印象でしたが、
裁判員裁判になると、
一般の市民である裁判員が質問をするわ、
被害者が証人として出てくるわ、
被害者自身(あるいは代理人)も質問をするわ、
それから何より、争点整理で検察側の証拠が有利不利に限らずいろいろ現れる。
出来レースではない、生の裁判という印象を受けました。
法律家だけで機械的に処理されていたとも思える刑事裁判が、
新しい命を吹き込まれた生き物のように動いている印象です。

また、
検察官や弁護人もできるだけ一般人にわかりやすい言葉を使い、
証拠も理解しやすいような形で展示されます。
まさに国民の知る権利に答えている感じです。

これは評価していいんじゃないでしょうか。
もちろん、裁判長の訴訟指揮のあり方だとか、
証人尋問のあり方等々、改善点はいろいろあるのでしょうけど。

次の裁判員裁判は埼玉地裁でしたっけ?
弁護人は被告人にスーツを着させるそうですね。
それでいいと思います。
刑を受けるまでは、「犯人」ではないですから。
ついでにいうと、
「被告人」というような「罪人」をイメージさせる呼び方もやめて、
単純に訴えられた人という意味で、
民事と同じく「被告」と呼べばいいのに、と思います。

これからも裁判員裁判に注目していきたいと思います。
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