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ひまわり開花まで後少し。新第63期修習生です。
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私にとって2回目となる新司法試験。
去年は初めての受験だったし、
「受かればいいな」ぐらいの気持ちだったので、
さして緊張もせず。
ま、腕試し、という感じで、
論文も気持ちの上ではガンガン書いていたように思う。

が、2回目となる今回はまた別。
ある意味、「怖さ」との闘い。
でも、その「怖さ」に勝たないといけないとまた自分を追いこみ、
ますます「怖さ」が募っていくような感じ。

正直、試験の2日ぐらい前から、あんまり眠れなかった。
私、緊張して眠れないとかあんまりないんだけど、
今回だけは夜中に何度も目が覚めた。

前日からホテルに泊り込んだのだけど、
前日もあんまり熟睡できず。
その場から逃げ出したくて仕方がない気持ち。

ただ、「孤独に恐怖感と闘う」というのも、
今回の私のテーマの一つだったので、
(なんちゅうテーマ。でもこれは、試験のテーマというよりも、
 人生のテーマという感じ。)
腹をくくって、こいつと真っ向から向かい合うことにする。

いざ、試験会場へ。

会場に着いても、
「今ならまだ辞められるんだよな」とか、
そんなことばかり考えていた。
でも、「辞めない」って決めて、試験と向き合うことにした。


■短答式試験(民事系)

午前9時30分。
短答式試験、民事系科目、開始。

去年は、短答の民事系の始まりが一番緊張して、
問題を何度読み直しても頭に入ってこなかったのに、
不思議と今年は、試験が始まるとまったく緊張感なし。
上に書いたことと矛盾するようだけど、
本当に、いつもの試験と同じような気分。
ある意味、「慣れ」かな?

ただ、私の場合、
短答は最後の二択まで絞った後、焦ると間違えるおそれがあるので、
本試験では慎重にと思い、粘りながら解く。
民事系は、去年の本試験でも20分以上時間が余ったし、
TKCでもいつも時間は余裕なので、
これくらい粘っても大丈夫だろという目論見。

が、民法の途中で、時間が足りていないことに気付く。
うそ。
やばいよ。

少しの焦りを感じて、ピッチをあげる。
なのに、どういうわけか、問題文を把握するのに時間がかかってしまい、
どうしても時間を稼げない。

やばい。
仕方なく捨て問を作り、できるだけ早く会社法へ行くことにする。
会社法と民訴は時間が足りないということはないだろ。

が、すぐにその期待は裏切られる。
どうしても、問題文の把握に時間がかかる。
じりじりと焦りが募っていく。

途中でまた何問か捨て問を作りつつ、なんとか最後まで解く。
マークを見直し、解き残した問題を解き、
時間はギリギリ。
呆然・・・。


■短答式試験(公法系)

お昼休みに、公法系、刑事系のことを考える。
ひょっとすると、公法系、刑事系も時間が厳しいかもしれない。
なにか、短答の傾向が変わったんだろうか。
去年の試験後、さんざん、あちこちのローの先生が言っていた。
「未修者はどうしても短答の点が取れない。
 あんな、条文や判例の丸暗記だけを求めるような問題はやめろ。」
それを受けて、条文や判例の丸暗記で肢が切れるような問題から、
ワンクッション、考える時間を置かないと解けない問題にしたということか?
だけど、そんなことしちゃったら、
未修者はますます短答が解けなくなるんじゃないの?
単純知識だからこそ、未修者でも高得点を出せる人がいたんじゃないの?
あ、逆に、単純知識の丸暗記だけで、短答で高得点を取り、
そのまま逃げ切る人がたくさんいたから、
今回はそういう短答逃げ切りを許さなくしたってことか。
配点比率を1:8にしただけじゃなく、ここまでやるんだ。

いろいろ考えながら、午後の試験会場へ。
13時30分。
公法系科目、開始。

案の定、問題文の把握と、思考の作業に時間がかかり、
時間が押せ押せムードに。
しかも、個数問題のオンパレード。
やってくれるよ、まったく。
捨て問を作りつつ、これまた時間ギリギリで終了。


■短答式試験(刑事系)

休憩時間を挟んで、16時。
刑事系科目、開始。

こちらも時間不足は変わらず。
マークミスだけは避けようと、
時計の睨めっこしながら時間ギリギリで終了。


短答は時間不足な上に、自信がまったくない。
足切りの不安が募るが、勝負は論文試験。
短答のことは忘れて、頭を切り替えることにする。

さすがに疲れたので、夜は爆睡。
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