■ 五日目：論文式試験（刑事系）

一晩寝ると、なんだか民事系のことはどうでもよくなる。
とにかく、泣いても笑っても、今年の試験は今日で終わり。
最後の刑事系を、精一杯頑張ろうよ。

自分を励ましながら、午前中は、ホテルの中で刑事系の資料を復習する。


■論文式試験（刑事系）

１３時３０分、試験開始。
シールを破って、ページを捲る。

刑法は普通の問題。
構成で失敗しないようにしないと。
とにかく、わかりやすく、
それから事実認定を丁寧にすることを心がける。
そこが点の稼ぎどころなんだから。

ページをめくって刑訴も普通の問題っぽいことを確認し、
答案を書き始める。
が、丁寧にやっているうちに、２時間１０分経過。

刑訴で時間不足はないだろうと踏んでいたものの、
若干焦り、ピッチを上げて刑訴の問題文を読む。

写真？？？
写真って、何？？？
何なのよ～？？？

さっぱりわからないので、話を捏造することにする。

設問２の実況見分調書は、予想通り。
こちらは普通に書けたと思う。
が、設問１は自信なし。
だけど、仕方がない。分からないんだもの。
運を点に任せる。

５分前には書き終わり、見直しをして、終わり。


以上で、今年の新司法試験はすべて終了。
始まるまでは、嫌で嫌で仕方がなかったけど、
終わってみれば、やっぱり受けてよかったと思う。
これで受けなかったら（受け控えするつもりはなかったけど）、
後悔したと思う。

で、主観的には、去年より成長したと思う。
「慣れ」なのかな？？
ある意味、試験の要領が、去年よりよくなったと思う。
全科目見直し時間を作れたこととかね。
あ、でも、短答の時間不足は想定外。
これは本当に凹みました。

もしかすると短答足切りかもという不安もある。
だけど、短答・論文を通じて、
ひとまず、今年の実力でやれることはやったと思う。
精一杯闘ったつもり。
これでダメなら仕方がない。

今年の試験は、去年に比べて、
ますます実務感覚を問うような傾向になったと思うので
（特に、論文の民事系、刑事系）、
来年、再挑戦ということになるならば、
あとはそこをどれだけ磨けるか、ということなのかな。
それから、来年の課題は、
やっぱり民事系を崩壊させないこと。
今年の殴り書き答案は失敗だった。
せっかくの会社法も点が伸びないおそれあり。
はぁ～。

でも、ま、どれもこれも含めて、今の自分の実力だもんね。
精一杯がんばったよ。

さて、明日からはボチボチ再現答案を作っていきたいと思います。
去年は作る気分にもなれなくて、
思い出したくもないって感じ？
でも、今年は絶対に作らないと。
後１回しかないんだから。

ではでは。
全国の受験生の皆さん。
５日間、本当に、本当に、お疲れ様でした。